赤ブドウ葉
赤ブドウ葉とは、赤ワインの原料でもあり、赤ワインと同様にポリフェノール成分である、
プロアントシアニジン、リスベラトロール、アントシアニンが含まれています。
しかも、赤ブドウ葉は、赤ワイン以上(100〜300倍)のポリフェノール類が含まれています。
赤ブドウの葉は、ヨーロッパのワイン農家では古くから健康茶として、赤ブドウの葉を煎じたお茶が親しまれています。
また、ギリシャやトルコでは、赤ブドウ葉を使った伝統料理が今も受け継がれ、赤ブドウ葉は愛用されています。
赤ブドウ葉エキス(赤ブドウ葉の抽出物)には、血管保護作用のがあり、フランスやドイツでは医薬品として扱われ、静脈疾患の治療などに使われています。
フランス薬局方の収載では、赤ワイン用のブドウ(赤色種)の使用部分は、赤ブドウの葉(乾燥葉)と赤ブドウ葉エキス(赤ブドウ葉の抽出物)です。
赤ブドウ葉は、4.0%以上の総ポリフェノールと0.2%以上のアントシアン配糖体を含み、
赤ブドウ葉エキス(赤ブドウ葉の抽出物)は、10%〜15%の総ポリフェノールを含みます。
フランスでは、赤ブドウ葉、赤ブドウ葉エキス(赤ブドウ葉の抽出物)には血管保護作用があるとの考えから、
静脈不全および皮膚の毛細血管脆弱症の治療に用いられています。
ドイツでも同様に医薬品として、赤ブドウ葉、赤ブドウ葉エキス(赤ブドウ葉の抽出物)は、静脈疾患(静脈瘤・静脈不全)などの治療に使われています。
ポリフェノール類は、体内で抗酸化物質として働き、老化防止や生活習慣病の改善に効果があり、
赤ブドウ葉に含まれるポリフェノール類としては、特にリスベラトロールとアントシアニンが注目されています。
リスベラトロールは、赤ブドウ樹が真菌や紫外線から身を守るために産生するファイトケミカル(植物微量成分)の一種で、
赤ブドウ葉に最も多く含まれ、赤ブドウの果肉中には、ほとんど存在しません。
リスベラートは、悪玉コレステロール(LDL)を減らし、血管の炎症や血栓の形成を抑える働きがあるとされています。
アントシアニンは強い抗酸化作用を持ち、血管の保護、血液循環の改善、動脈硬化の予防に効果があります。
健康食品としての赤ブドウ葉は、主に乾燥葉が売られていますが、赤ブドウ葉エキスを加工したものも製品化されています。
また、赤ブドウ葉は、化粧品のクリームや乳液、化粧水などに配合されてます。
► 【 健康食品 あ行 】 | ► 【 健康食品 は行 】 |
► 【 健康食品 か行 】 | ► 【 健康食品 ま行 】 |
► 【 健康食品 さ行 】 | ► 【 健康食品 や行 】 |
► 【 健康食品 た行 】 | ► 【 健康食品 ら行 】 |
► 【 健康食品 な行 】 | ► 【 健康食品 わ行 】 |