ワレモコウエキス

ワレモコウエキスとは、バラ科の多年草「ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)」の根及び根茎から抽出されたエキスです。 ワレモコウエキスは、チユエキスともいい、ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)の乾燥した根茎を、生薬名で地楡(チユ)といいます。 地楡(チユ)は、中国の最も古い薬物書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」に載せてある薬草で、 主として婦人の乳腺炎などの乳痛や帯下(こしけ)の治療に用いると記されています。

地楡(チユ)の主な薬効は、吐血、鼻出血、血痢、やけどなどの治療です。 下痢止めには、地楡(チユ)1回量1.5〜3gに、水0.2リットルを加えて、煎じながら約半量まで煮詰めたものをこして、食間に服用します。 また、止血および火傷には、下痢止め用に作った煎液で患部を洗います。 歯茎の腫れ、口内炎、扁桃炎などのどの腫れや痛みには、地楡(チユ)の煎じ液でうがいをします。 肌荒れ、ウルシかぶれ、草かぶれ、股ずれ、剃刀まけ、靴擦れ、ギンナンかぶれ、あせもなどの湿疹には、 地楡(チユ)の煎じ液を塗布して、乾いたら取り替えます。

ワレモコウエキスは、タンニン、サポニンなどを有効成分として含んでいます。 ワレモコウエキスは、収斂作用、チロナーゼ活性阻害作用、殺菌・抗菌作用、抗炎症作用などがあり、 保湿効果や抗酸化作用もあるので、化粧品素材としても非常に優れ、いろいろなスキンケア製品に使われています。 その他、ワレモコウエキスは、化粧水、乳液、クリーム、美容液、洗顔料、頭髪用化粧品、 洗い流すタイプのマッサージクリームやパッククリームなどに配合されています。 ワレモコウエキスは刺激が少なく、皮膚を保護するため、ベビー用ローションにも使われ、肌荒れを防いだり、にきびを防ぐ製品にも配合されています。

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