わけぎ
わけぎとは、葱(ネギ)と玉葱(タマネギ)の雑種で、緑黄色野菜の一つです。
わけぎ(分葱)は、根元が多くの株に別れた葱(ネギ)の意味で、「わけぎ(分葱)」といいます。
わけぎ(分葱)は、葱(ネギ)と比べて刺激臭や辛みが少なく、独特の香りと甘みがあり、β-カロテン、ビタミンCなどの栄養素を豊富に含んでいます。
わけぎ(分葱)は、葱(ネギ)と共通する効能もあり、疲労回復、食欲増進に最適な食材です。
わけぎ(分葱)は、分類上は葱(ネギ)と別種ですが、ニンニクやニラと同じくユリ科に属する野菜なので、
特有の匂いを放つ臭気成分の「アリシン」が含まれています。
わけぎ(分葱)に含まれる「アリシン」は、体内に長くとどまり、ビタミンB1が吸収されやすいように働きます。
ビタミンB1は熱やアルカリに弱く、水にも溶けやすいために不足しがちな栄養素なので、「アリシン」の働きは非常に貴重です。
わけぎ(分葱)を食べることで、ビタミンB1が有効に体内に取り入れられ、肝臓による体内毒素の代謝を促進し、血液が浄化されます。
これにより、糖質の代謝が円滑に進んで全身に活力が生まれます。
わけぎ(分葱)は、葱(ネギ)や葉葱(ハネギ)に比べて、わけぎ(分葱)約100g中に、
カロテンは2700μg(220μgRE)で1.5倍、ビタミンCは37mgで1.2倍、
ビタミンB6(0.18mg)、カルシウム(59mg)などの含有量も葉葱(ハネギ)を上回っています。
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